ISSUES
語学の準備は、している。
それでも、仕事がすれ違う。
言葉が通じても、仕事の進め方の前提が違えば、すれ違いは起きます。 しかも前提はどちらにとっても「当たり前」なので、相手の能力や姿勢の問題に見えてしまいます。
海外赴任・出張が決まったが、語学以外の準備は本人任せになっている
海外拠点とのやりとりで「言ったのに伝わっていない」が繰り返される
外国籍社員が日本の職場の暗黙のルールに戸惑い、力を出し切れていない
FRAMEWORK
違いは「国民性」ではなく、
8つの観点で読み解けます。
「相手の国の文化」を覚えても、目の前の一人には当てはまらないことがあります。 本研修では、仕事の進め方の違いを8つの観点に分けて捉えます。どの観点の違いがぶつかっているのかが分かれば、打ち手が見えてきます。
01 ─ COMMUNICATING
伝え方
「検討します」は、前向きな返事か、やんわりとした断りか。
02 ─ EVALUATING
指摘の仕方
「少し気になる点があります」が、実は大きな問題の指摘だった。
03 ─ PERSUADING
説得の組み立て
結論を先に求める相手に、背景から説明して苛立たせてしまう。
04 ─ LEADING
上下関係
上司を飛ばして直接相談されたことに、違和感を覚える。
05 ─ DECIDING
決め方
会議で決まったはずのことが、後から覆る。あるいは、いつまでも決まらない。
06 ─ TRUSTING
信頼の築き方
食事の誘いを断ったら、仕事が進みにくくなった。
07 ─ DISAGREEING
反対の示し方
会議で反論されたことを、個人攻撃だと受け取ってしまう。
08 ─ SCHEDULING
時間の感覚
締め切りの「目安」と「厳守」の感覚が、互いに違っている。
KEY IDEA
大事なのは、絶対的な位置ではなく「相手との距離」。
日本から見て「はっきり言う」相手も、別の国の人から見れば「遠回し」に映ることがあります。 違いは、相手との相対的な距離で決まります。だから同じ人でも、誰と働くかによって、気をつけるべき観点が変わります。
※ 8つの観点は、E.T.ホールのハイコンテクスト/ローコンテクスト論や、エリン・メイヤー『異文化理解力』(英治出版)などの 異文化コミュニケーション・ビジネス文化の比較研究を参考に、当社で研修用に整理したものです。
TWO TRACKS
日本から出ていく人にも、
日本に来てくれた人にも。
同じ8つの観点を使い、立ち位置が逆の2つのトラックで実施します。 日本の職場は「合意を重んじながら、上下関係も重んじる」という珍しい組み合わせを持つため、外から来た人にも、外へ出る人にも、つまずきやすい点がはっきりあります。
海外で・海外と働く日本人へ
日本の「当たり前」が通じない場所で、成果を出すために。
対象
- 海外赴任・海外出張を控えた社員
- 海外拠点・海外メンバーと日常的に働く社員
- 海外研修・海外派遣の参加者
扱うテーマ(例)
- 伝え方「察して」が通じない相手に、言葉で明示する
- 指摘の仕方率直なフィードバックを、強さを読み替えて受け取る
- 反対の示し方会議で反対意見を言う・受け止める作法
- 決め方「決まったこと」の重みの違いを読む
- 信頼の築き方関係が先か、成果が先か。相手に合わせた信頼の築き方
日本で働く外国籍社員へ
日本の職場の「見えないルール」を、理由ごと理解するために。
対象
- 入社・着任したばかりの外国籍社員
- 日本の職場で働いている外国籍社員
- 来日予定の海外拠点メンバー
扱うテーマ(例)
- 決め方 × 上下関係稟議・根回しは、合意と階層を両立させる仕組み
- 伝え方言外の意味を読む。「検討します」「難しいです」の真意
- 指摘の仕方遠回しなフィードバックに気づき、確かめる方法
- 反対の示し方会議の外で意見を伝える、日本の職場の作法
- 時間の感覚期限と事前準備に込められた期待
CURRICULUM
自分を知り、距離を測り、
動き方を決めて帰る。
どちらのトラックも、同じ4つのステップで進めます。
自分の「立ち位置」を知る
8つの観点のセルフチェックで、自分が無意識に前提にしている働き方を可視化します。違いを理解する出発点は、相手ではなく自分です。
相手との「距離」を読み解く
文化の違いは絶対的な性質ではなく、相手との相対的な距離で決まります。同じ行動が、相手によって正反対の意味に受け取られる仕組みを理解します。
ケースで「翻訳」する
実際に起きやすい場面を取り上げ、どの観点の違いがぶつかっているのかを分解します。伝え方と受け取り方をどう変えるかを、ロールプレイで試します。
行動計画に落とす
自分が最も距離の大きい観点を一つ選び、渡航後・着任後の最初の数週間で試すことを決めます。研修を、現場での行動に変えて終えます。
構成例 ── 3時間版と6時間版
| 3時間版 | 6時間版 | |
|---|---|---|
| 講義 | 8つの観点の解説とセルフチェック | 同左+トラック別の詳説 |
| ケース | 代表的な場面を2〜3件 | 御社の実例を含む4〜6件 |
| ロールプレイ | ─ | フィードバック・会議・依頼の場面で実施 |
| 行動計画 | 個人で作成 | 作成し、ペアでレビュー |
INSTRUCTOR
外から日本の職場に入り、
戸惑った当事者が教えます。
日本の職場の「当たり前」は、
外から来た人には見えません。私自身がそうでした。

吉田 琴乃/ 株式会社HRTheory 代表取締役
ヴェネツィア大学で修士号を取得後、日本の大手メーカーの人事を経て、シリコンバレーに2年滞在。帰国後に起業。社会保険労務士。
背景
日本とイタリア、2つの文化の中で
日本人の母とイタリア人の父のもと、ヴェネツィアで育つ。どちらか一方に寄らない視点で、違いを扱います。
経歴
日本・欧州・米国の経験
新卒で日本の大手メーカーに入社し、人事として採用に従事。その後シリコンバレーで2年間を過ごしました。
実績
大手企業での研修実施
大手保険会社や大手インフラ企業で、異文化理解研修の講師を担当。英語での登壇、会場とオンラインをつなぐハイブリッド形式にも対応しています。
株式会社HRTheory
異文化理解研修
8つの観点で読み解く、国を越えて働くための実践研修
サービスのご案内
DOCUMENT
8つの観点と2つのトラックの詳細は、
ご紹介資料にまとめています。
社内でのご検討や、赴任前・受け入れ前の研修計画にお使いいただけます。
資料に含まれる内容
- 01異文化のすれ違いが、語学では解決しない理由
- 02仕事の違いを読み解く8つの観点
- 03「相手との距離」で考える
- 04日本のビジネス文化の特徴と、つまずきやすい点
フォーム送信後、2営業日以内に担当者よりお送りします。
DIFFERENCE
扱うのは、国ごとの文化紹介ではありません。
異文化理解研修の多くは、赴任先の国・地域の文化や習慣を、講師の経験をもとに紹介する講義として提供されています。目的が違います。
| 一般的な異文化理解研修 | 本研修 | |
|---|---|---|
| 主な内容 | 国・地域の文化や習慣の紹介 | 8つの観点で、仕事上の違いが生まれる仕組みを読み解く |
| 違いの捉え方 | 「○○人は〜」という国民性 | 自分と相手の相対的な距離 |
| 対象 | 主に海外赴任者 | 海外に出る日本人/日本で働く外国籍社員の両方 |
| 残るもの | 知識と資料 | 一人ひとりの行動計画 |
実施形式
- 時間
- 3〜6時間(半日〜1日)
- 回数
- 1日完結 / 2回に分けて実施
- 言語
- 日本語 / 英語
- 形式
- オンライン / 対面 / ハイブリッド
- 費用
- 個別にお見積り
こんなタイミングで
- 海外赴任・海外出張・海外研修の出発前
- 海外拠点との共同プロジェクトの立ち上げ時
- 外国籍社員の入社・着任直後
- 外国籍社員向けの定期研修・フォローアップとして
FAQ
よくある質問
「○○人はこうだ」という決めつけになりませんか?
なりにくい設計にしています。8つの観点は、相手を分類するためではなく、すれ違いが起きたときに「どこで違っているのか」を探すための道具として使います。 また、違いは国そのものではなく自分と相手との距離で決まるため、同じ国の相手でも、個人や組織によって位置が違うことを前提に進めます。
赴任先・出張先の国に合わせた内容にできますか?
2つのトラックを同じ回で一緒に実施できますか?
費用はどのくらいですか?
CONTACT
アウェイで、力を出せる人を。
社内でのご検討には資料を、具体的な進め方のご相談には無料のヒアリングをご用意しています。
お問い合わせ後の流れ
- 01
フォームを送信
資料請求・ご相談のどちらも、同じフォームから受け付けています。
- 02
担当者からご連絡
2営業日以内に、資料の送付またはご相談日程の調整のご連絡をします。
- 03
ヒアリング・ご提案
対象者と課題を伺い、進め方とお見積りをご提案します。
資料のご請求・ご相談は無料です。